手書き文字入力

 スマホやタブレット端末は画面をタッチして操作しますから、指やペンで画面に直接書く手書きと相性が良いはずです。パソコンの日本語入力には手書きで文字を認識させるIMEパッドがあり、マウスで文字を書いていくと候補の漢字が一覧で表示されます。読み方が分からない漢字を入力するのに大変便利です。Googleのアンドロイドには「Google手書き入力」というアプリがあります。新聞で見た「絁」という文字の読みが思い出せず、タブレットで調べようと思い「Google手書き入力」を使ってみました。何度「絁」という字を書いても「絶」と認識され、「絁」とは認識されません。IMEパッドのように候補の一覧が表示されることもなく、入力を断念しました。ネットの漢字辞典によると「絁」はJIS第3水準とのことで、「Google手書き入力」の漢字には含まれていないのかもしれません。難しい漢字が手書き入力で認識できないのであれば、使用価値は半減してしまいます。もっとも、Google Playの「Google手書き入力」の紹介画面では、英語や絵文字の入力に使われる例だけが出ていますから、漢字を認識させるのは目的外なのかもしれません。

 アンドロイドでも「手書き漢字認識辞書」というアプリを使うと「絁」が認識できました。当然ながら、アプリには得意不得意があるようです。「絁」は音読みは「シ」ですが、「あしぎぬ」と読んで古代日本の絹織物の一種をあらわすそうです。

at 07:15, kameriki, アンドロイド

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ノーベル街道面目躍如

 2018年のノーベル医学生理学賞受賞者は、癌細胞による免疫抑制に関わる二つの分子CTLA-4とPD-1を研究した日米二人の研究者James Allison氏と本庶佑氏に決まりました。本庶佑氏の研究は画期的な癌治療薬オプジーボの開発につながりました。

 富山市出身の田中耕一氏がタンパク質の質量分析計の研究でノーベル化学賞を受賞した際に、歴代の日本人ノーベル賞授賞者に、富山から高山に抜ける国道41号沿いにゆかりのある人が複数いるということから、国道41号をノーベル街道と名付けたもので、富山では日本人のノーベル賞受賞者が出ると、41号と何か関係ないかと探してしまいます。

 本庶佑氏は主に京大や阪大で研究された方で、高校までは宇部で過ごされたとのことで、残念ながら国道41号沿いの市町村とは関係なさそうです。ところが、両親が富山の出身ということで、富山のローカルニュースでは既に本庶佑氏も富山ゆかりの人として紹介されていました。ノーベル街道に関連付けられそうです。いずれにしても本庶佑氏の受賞は大変喜ばしいことでした。おめでとうございます。

at 07:15, kameriki, 富山

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ブラックボランティア

 東京オリンピックのボランティア募集が始まりました。過酷な環境での労働が予想されるのに待遇が悪く、労働者を酷使する悪質な企業やバイトなどを表す「ブラック」をつけて、ブラックボランティアと呼ぶ人もいます。ボランティアですから待遇が悪くてブラックだと思えば参加しなければよいだけのことです。想定人数が集まらなければ、待遇改善や条件の変更などで追加募集するというのが健全な形でしょう。重要なのは、自由意志で参加するということです。見かけは自由意志でも、参加せざるを得ないように誘導され、ボランティアに動員されるようなことがあれば、それこそブラックボランティアとなります。例えば、ボランティアとして期待されている学生が、東京オリンピックのボランティア経験がなければ就職で不利になると言った雰囲気にのせられ、多くの学生が参加せざるを得なくなると言ったことが危惧されます。予めブラックボランティアとの批判の声が上がっていれば、参加しない選択がしやすくなりますから、「自由意志」を保障するためにも健全な批判と思います。

at 07:48, kameriki, 雑感

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沖縄県知事選、再度民意は示された

 翁長前知事の後継であるオール沖縄の玉城デニー氏と安倍政権与党が推す佐喜真淳氏の争いとなった沖縄県知事選、玉城氏が当選しました。

 玉城氏は辺野古の基地建設阻止を訴えましたが、佐喜真氏は辺野古について触れずに普天間基地の返還を主張しました。政権与党の推薦する候補ですから普天間返還のために辺野古の新基地建設を推進する方針は言わなくても明らかです。しかし、敢えて言わないことによって辺野古の新基地は動かしがたい既成事実としてしまおうと考えたのかもしれません。しかし、沖縄県民は辺野古の新基地建設阻止をあきらめていませんでした。安倍政権は沖縄県民の民意を受け止めて、辺野古の新基地を建設せずに普天間飛行場が返還されるように米国と交渉すべきです。野党も沖縄県民の声を政権に届ける努力をしてもらいたいです。トランプ大統領は在日米軍の駐留経費を少しでも削減したいと思っているようですから、日本の安全保障にかかわらない海兵隊に撤退してもらえば、普天間飛行場は閉鎖できるはずです。新基地を建設せずに、沖縄の米軍基地の縮小を成し遂げるための交渉を進めてほしく思います。

at 06:44, kameriki, 雑感

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最優先は自動車関税ではない

 安倍首相は日米首脳会談で、二国間での物品貿易に関する関税の協議に入ることをトランプ大統領と合意したと伝えられています。協議を続けている間、自動車への追加関税はかけないことをトランプ大統領は認めたようですが、協議が米国の都合の良いように進まなければ協議を中断して自動車への追加関税をかけることもできます。交渉での脅しに使うでしょう。自動車への追加関税を避けることが最優先として協議すれば、牛肉や豚肉、米など農産品での関税引き下げなどの譲歩は避けられなくなります。米国がそれで納得しなければ、医療保険分野での協議も求めてくるでしょう。安全保障分野での追加負担も求めてくるかもしれません。すべてを取引の材料に使って有利に交渉を進めようとするトランプ大統領ですから、弱みを見せれば付け込まれます。

 輸出車に25%の関税がかかれば価格競争力は失われますから、影響が小さくないことは分かります。しかし、日本の自動車産業には競争力がありますから、米国市場は現地生産に移行して、輸出車は他の市場に向けることもできるでしょう。自動車への関税は避けられたけど、そのほかはすべて言いなりとなったというような交渉をすべきではありません。中国のように全面対決とはいきませんが、自動車への追加関税がかかってもそのほかで譲歩しないことを求めます。安易な譲歩よりは決裂の方が良いでしょう。

at 07:22, kameriki, 雑感

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福島原発事故前に戻った広島高裁

 広島高裁の異議審で、四国電力の伊方原発運転差し止めが取り消されました。広島と松山の住民の申し立てによって、差し止めの仮処分が広島地裁で退けられ広島高裁で運転の差し止めが認められたものでした。その後、四国電力の保全異議申し立てにより、差し止めた裁判官とは異なる3人の裁判官による異議審で差し止めが取り消されることとなったようです。それぞれ主張や証拠が変わったわけではありませんので、裁判官によって判断が異なったことになります。判断の違いは、阿蘇山の「破局的噴火」についてのリスクを許容するか、しないかです。今回の裁判官は、「破局的噴火」が起こる可能性を根拠をもって示さなければ、そのリスクについて「容認する社会的通念があると判断するほかない」という判断のようです。

 滅多に起こらないものは起こらないものとして考慮しないのが福島原発事故までの原子力政策でした。原子力規制委員会は事故前より可能性の低い災害も考慮するようになりましたが、考慮する災害を無限に広げていけば原発の運転はできなくなりますので、どこかで線を引く必要があります。原子力規制委員会は線引きした以上の災害が起こる可能性を認めて、事故が起こった際の対処も求めるようになりましたから、事故前よりは進歩しました。事故後の原発運転差し止め請求で、いくつかの地裁は事故が起こったときの壊滅的な被害を考慮して、滅多に起こらない災害による事故についても原子力規制委員会より厳しく想定して、差し止めを認めました。しかし、高裁で覆ることが多く、司法の一致した見解にはなりませんでした。今回、運転を認めた広島高裁の裁判官の判断は福島原発事故前に戻ってしまったようです。政権の言いなりになる裁判官の姿はとても悲しいです。

at 07:38, kameriki, 雑感

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媒体の責任

 トランプ氏が当選した大統領選挙で、多くのフェイクニュースを掲載し選挙に影響を与えたとして非難されたFacebookが、中間選挙に向けて多くのフェイクを投稿しているアカウントを閉鎖したら、トランプ大統領の支持者のアカウントが含まれ、大統領から非難されました。トランプ大統領への支持がフェイクによって作られていることを図らずも示してしまったようですが、自由な表現の場を提供するメディアが内容をチェックして規制することの難しさも示しています。

 杉田水脈議員の「LGBTに生産性がない」との論考が非難を浴びた雑誌「新潮45」、当初、非難の矛先は議員や自民党に向いていて、雑誌の編集者に対する非難の声は多くはありませんでした。しかし、「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」と題する特集記事が当該雑誌に出されて、身内の新潮社からも編集者に対する非難の声が上がる事態になっています。批判の高まりを受けて社長も声明を出しましたが、遅い対応の割に謝罪も不明確で、収束とはいきそうもありません。結局、新潮社として正式に謝罪して、「新潮45」を休刊することになったようです。

 メディアには様々な意見を表明する場を提供する役割がありますから、「新潮45」の編集者も議論のために杉田議員の論考を載せたと好意的にみることもできましたが、杉田氏を擁護した特集記事で編集者自身の偏見も露わになりました。メディアには編集という作業がありますから、中立ではあり得ません。アルゴリズムで機械的に検索結果を表示しているGoogleでさえもトランプ大統領から偏向していると非難されています。トランプ大統領の非難は言いがかりレベルのものですが、メディアとしては、きちんと説明できる基準に従って行動し、様々な考えを持つ人にその行動を説明していくしかないのかもしれません。

at 07:33, kameriki, 雑感

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がんばれ栃ノ心、稀勢の里

 横綱、大関がそろって15番務めた大相撲秋場所は白鵬の全勝優勝で終わりました。横綱、大関が好調で星の潰しあいが予想された後半戦、白鵬以外が潰しあって14日目で優勝が決まりました。体力的な衰えを熟練の技による速い相撲でカバーした白鵬、さすがです。まだまだ気力も充実しているようですから実力者として若手の壁となって活躍されることでしょう。

 大関昇進後けがで途中休場し、いきなりカド番となった栃ノ心、無事勝ち越して大関の地位を守りました。けがからの完全な回復は難しいかもしれませんが、横綱を目指して頑張ってください。稀勢の里は復活の場所で10勝をあげ、来場所につながりました。気がかりは、照ノ富士です。

at 06:17, kameriki, 雑感

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批判を聞かない安倍首相

 秋葉原駅前で行われた安倍首相の自民党総裁選最終日の演説で「批判だけしていても何も生み出すことはできない。」と言っていたようですが、安倍首相が立っていた街宣車のまわりには支持者の掲げた幟が映っていました。実はこの幟、安倍首相に批判的な人たちが街宣車に近づけないようにして、彼らの掲げたプラカードなどを隠す目的で動員された人たちのものだそうです。こうすれば、街宣車の首相を映したニュース映像に反安倍のプラカードが映らなくなります。TBSは裏に回って、反安倍派のプラカードもきちんと放送していましたが、安倍陣営としてはNHKの報道で映らなければそれで良いのでしょう。安倍首相の支持派だけではなく反対派も映すのが「中立的」な報道のように思いますが。

 幟でプラカードを隠すのは、マスコミ対策のためとは思いますが、街宣車の上の安倍首相が演説中にプラカードを見て、思わず「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と叫んでしまうのを防止するのも目的だったかもしれません。こうして、批判の声はなるべく聴かないようにしている安倍首相が再選されました。

at 07:54, kameriki, 雑感

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身体拘束の遠因

 外来で統合失調症の治療をしていた患者の自殺について、遺族が精神科開業医の責任を主張して損害賠償を請求した裁判で、一審は請求を棄却しましたが、二審の東京高裁は開業医の注意義務違反を認め約1250万円の支払いを命じたとのブログ記事を読みました。二審判決が出されたのは2017年9月28日で医師側は最高裁に控訴したとのことです。ブログ記事は二審判決について日本精神神経科診療所協会の声明文など、医療側からの懸念を伝えています。

 多くの自殺の背景にうつ病があると言われるように精神科医療で自殺念慮は珍しいことではありません。二審判決は自殺念慮のある患者に入院などの適切な自殺防止措置を取らなかったことを過失として認めたようですが、このような判決は精神科医療の現場を萎縮させるという懸念はよくわかります。入院させて24時間監視する、または自殺出来ないように身体拘束すれば、自殺は防げるとしてもそのような医療を患者やその家族は望んでいるでしょうか。裁判官は判決の影響を十分考慮して判断してほしく思います。

at 07:07, kameriki, 医学

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