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中華パッド

 インターネットの世界では、時々、独特な言葉が登場します。「中華パッド」という言葉を見たときは何かの商品名かと思いました。いくつかのホームページでこの言葉の使われ方を見ると、特定の製品を指す言葉ではなく、中国製の廉価なタブレットパソコンのことを指しているようです。中華料理に使う道具ではなく、「パッド」はiPadのパッドです。この中で中華という言葉遣いは大変興味深いものです。おそらく、「中国の」あるいは「中国製の」という形容詞的な使い方で英語でいう”China”に対する”Chinese”の位置づけだと思います。
 中国ではなく中華という言い方はもともと、中国が世界の中心にある中華思想の含みがある言葉遣いのはずなのに、「中華パッド」というと、何となく安物という見下した雰囲気が漂っています。いろいろな意味を連想させる「中国」という国名でなく、主に料理がイメージされる「中華」という言葉とパソコンのパッドという結びつき難い単語の組み合わせが不思議な語感を与えているようです。いずれにせよ私も含めて「中華」で中華思想をイメージすることが少なくなっているあらわれかもしれません。

at 08:40, kameriki, アンドロイド

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