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ヘイトスピーチでは何も解決しない

 欧州サッカーでは時々非白人に対する人種差別的な発言が問題とされ選手に処分がなされています。人種差別といえば米国の黒人奴隷に始まる差別が頭に浮かんで、移民の多い欧米での社会問題と思われるかもしれません。日本でも関東大震災の時にはデマが原因で韓国・朝鮮人の殺害や迫害がありましたが、阪神大震災や3.11の東日本大震災では、日本人、在日外国人の区別なくお互いに助け合う姿が感動的でした。現在の日本では人種差別的な問題は少ないものと思われていましたが、最近の日韓関係の悪化を背景として在日韓国・朝鮮人(コリアン)に対して憎しみをあらわにした言葉(ヘイトスピーチ)を目にする機会が増えてきました。個人的にいろいろな感情を持つことは自由ですが、憎しみの言葉を投げつけても当人の憂さ晴らしになるくらいで問題は何も解決しません。政治家もヘイトスピーチに対しては問題意識を持っているようで安倍首相も「止めるべきだ」と良識ある発言をしています。
 在日コリアンに対するヘイトスピーチが目立つようになってきたのは、世論調査でも明らかな韓国や北朝鮮に対する急激な国民感情の悪化が背景にあります。北朝鮮に対しては核や拉致など従来からの問題が顕在したことによりますが、韓国に対する感情の悪化は竹島問題がきっかけでしょう。しかし、領土問題は簡単に解決するものではなく、北方領土の問題があっても日ロの関係改善が進められるように、竹島問題があっても日韓の関係改善は進めるべきです。歴史認識の問題で両国関係を悪化させるべきではありません。
 韓国の中央日報に「原爆は神の懲罰」とするコラムが掲載され、政府が講義をしています。日本人を挑発するような内容ですが、相手国からの不見識な主張を聞いて日本の政治家も相手の嫌がるような発言がどれだけ国民感情を悪化させるか実感できたのではないでしょうか。政治家の発言はコラムニストの個人的な発言とレベルが違います。安倍首相は政府として村山談話を引き継ぐのであれば、村山談話に反して侵略を否定するような相手国が嫌がる個人的な見解の表明は控えるべきです。非難の応酬では問題は解決せず、関係悪化を望んでいる勢力に付け込まれるだけです。

at 08:37, kameriki, 雑感

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noga, 2013/05/27 8:44 AM

日本語の文章には、時制 (過去・現在・未来の区別) がない。


日本語脳の中では、過去の内容は急速に風化し、一寸先は闇である。まさに、夢・幻の世界である。


過去に盲目的なら未来も見えない。






我が国の教育者は、教育改革という大きな課題を、子供だましの英語の勉強でお茶を濁そうとしている。


我が国の大の大人は失言により、国際舞台で大恥をかいている。


日本人は、正しい考え方を知らない。


だから、個性を発揮することもままならない。






過去の内容を反省し、それを論拠にして未来社会への強い決意 (未来時制の内容) を示せば偉大な指導者になれる。温故知新である。


ただの犯人探しに徹すれば、大江戸・捕り物帳の時代に舞い戻る。恨み・繰り言の類の羅列である。未来への展望がない。


世界は、建設的な態度を示す人間に期待を寄せている。これなら閉塞感を払拭できる。






http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://3379tera.blog.ocn.ne.jp/blog/









亀力のブログ管理人, 2013/05/28 9:06 AM

「noga」様、コメントありがとうございました。










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