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やってる感も引き継いだ菅首相

 安倍首相が長期政権で高い支持率を保ち続けられた要因として、アベノミクスに始まり女性活躍、一億総活躍、働き方改革等々、次々と新しい看板を掲げ「やってる感」を出すことに成功したことが挙げられます。あくまで「やってる感」で実際にやったかどうかは関係ありません。成果は上がっていませんので実際はやっていないに等しいかもしれませんが、「やっている感」を出すことに成功すると、成果が上がらなくても「一生懸命やったのだから仕方がない」、「他の人だったらもっと悪かっただろう」と思わせることができます。拉致問題も北方領土問題も何一つ進展せず、日韓関係を最悪にしトランプ大統領には貿易協定や安全保障問題でいじめられても、安倍首相が外交で評価されているのがその典型でしょう。

 菅首相は安倍政権の政策を引き継ぐと言って総裁になりました。森友・加計問題などを隠蔽した体質や強権的に憲法に反する政策を進めた安倍政権の「負の遺産」も継承することを批判されていますが、「やってる感」の継承はあまり指摘されていないようです。総裁選で「ふるさと納税」を自身の成果として誇っていましたが、問題だらけのこの制度を地方創生の切り札のように喧伝するのはまさに「やってる感」でしょう。利用している高額な住民税を払っている富裕層には恩恵の多い制度で、利用していない人には自分に関係ないと思わせて反対させないことに成功しています。しかし、徴収された貴重な住民税が行政サービスに利用されず、高額納税者への返礼品に化けている点で利用していない人を犠牲にしています。「デジタル庁」新設で行政サービスのデジタル化が促進されるかどうかは分かりませんが、これも安倍政権から引き継いだ看板を掲げる手法の典型です。不妊治療の保険適用に反対はしませんが、これを少子化対策として掲げるのは、まさに「やってる感」です。少子化対策であれば、遠回りでも選択的夫婦別姓の導入や東京一極集中の解消の方が効果が高いのではないでしょうか。

at 07:54, kameriki, 雑感

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