<< 1日おきと24時間おき | main | 毒樹の果実の法理 >>

諫早湾干拓事業の国家犯罪

 2008年に完成した諫早湾干拓事業、海洋汚染により漁ができなくなった漁業者の訴えにより湾を締め切る水門を開くよう命じる判決が確定しましたが、政府は開門せず、放置したままです。マスコミ報道がなくなって忘れていましたが、海洋汚染問題が解決したわけではありません。ETV特集で「引き裂かれた海〜長崎・国営諫早湾干拓事業」と題する番組が放送されました。干拓事業に反対した漁協を説得するために「湾を締め切っても業業被害は2割程度で漁業が続けられる」と説得していたとのことです。干拓事業後、稼ぎ頭であった「たいらぎ漁」は全滅、あさりも全く取れなくなったそうです。漁師は騙され、最後に干拓事業に同意した漁業協同組合の組合長は調印を後悔し続け、故郷を離れて慣れない仕事をしながら亡くなっていったようです。

 番組では水門によりできた調整池から農業用水を引いて大規模な営農に成功し、開門に反対する農家を紹介していましたが、干拓事業により営農した農家には撤退する人も増えてきたようです。開門を訴える農家も現れ、農業者と調整して水門を開くことも可能ではないかと思いました。

 沖縄では辺野古の埋め立て工事も再開されましたが、諫早湾と同様取り返しのつかない環境汚染を引き起こすことでしょう。政府はここでも軟弱地盤があることを隠したまま嘘をついて埋め立てを始めました。公共事業のためにいつでも政府は嘘をつくようです。「サービスデザイン推進協議会」の丸投げ問題でも公共事業推進のため政府は平気で嘘をつき、一部の事業者の利益のために税金を無駄遣いする構図は同じです。多くの人は政府の言うことが嘘だと思いながら選挙の時には忘れてしまうのでしょうか。ETV特集は6月20日(土)までNHKプラスの見逃し配信で見ることができます。

at 07:37, kameriki, 雑感

comments(0), -, - -

comment