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南無阿弥陀仏と南無妙法蓮華経

 浄土宗の法然と日蓮宗の日蓮の思想を比較して紹介した本です。南無阿弥陀仏は浄土宗、南無妙法蓮華経は日蓮宗のお経ですがそれぞれの教えを象徴的に表しているようです。「南無」は帰依するという意味のようですが、法然は阿弥陀仏を重視して、「『念仏は阿弥陀仏が選ばれた唯一の本願であるから、念仏以外では往生できない』ことを意味する」選択本願念仏の思想に達し、日蓮は妙法五字(妙法蓮華経)の題目を唱えることを重視する法華至上主義を確立したそうです。法然の日蓮もそれぞれ念仏と唱題、それしか価値を認めない思想で、南都六宗に天台宗と真言宗を加えた八宗の共存共栄を図る「顕密仏教の基本姿勢」とは異なり弾圧される要因となったようです。

 日蓮と法然を比較して理解するという視点は興味深いもので、私のような素人でもそれぞれの思想の一端が分かったような気になる一冊でした。

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at 07:20, kameriki, 書籍紹介

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