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コンビニ人間

 2016年の第155回芥川賞を受賞し、著者の村田沙耶香氏を人気作家に押し上げた作品です。コンビニでバイトを続けていたという著者によってコンビニバイトの仕事が生き生きと描かれています。様々なキャッシュレスサービスに対応したレジだけでも大変だと思いますが、宅配便の受付や公共料金の支払いなど商品販売以外の業務や、チケット販売やATM、コピー機、コーヒーマシーンの対応など普段行くコンビニを思い浮かべればその業務の大変さは容易に想像できます。さらに、本書では品出しやセールのPOP、仕入れ発注やそのための情報収集など客としては気が付きにくい業務も記されています。

 物語ではコンビニで生き生きと働いている主人公が実は一般人からずれた思考の持ち主で、子供のころから治す必要があると見られたままコンビニでバイト生活を18年続けたことになっています。コンビニの仕事を生き生きと描いている前半から、バイト仲間だったダメ人間の男性と同棲する後半に突入し、この男性に引きずられて主人公がどうなるのか心配になりますが、希望を感じられる最後になっていました。

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at 08:02, kameriki, 書籍紹介

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