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あっぱれ東京高裁、残念な大阪高裁

 東京高裁で1月29日大阪高裁で30日、政府の実施した政策に対して異を唱える裁判の判決が相次いで出されました。争った内容は全く異なるものですが、どちらも被告となったのは政府です。東京高裁では旧ソ連出身者で無国籍の男性を難民と認めず強制送還を命じた政府の処分を違法とし、取り消しました。原告は現ジョージアで生まれたアルメニア民族の男性で迫害を受け無国籍のまま出国して逃れたとのことで、判決では男性を難民と認め、退去先がジョージアとされたことを帰国すれば迫害される恐れがあり不当と判断しました。当たり前の判決ですが、難民認定を渋る政権の施策に逆らい、一審の判決を覆した高裁、あっぱれと思いました。

 大阪高裁は新しいふるさと納税制度から締め出された泉佐野市が除外処分を違法と訴えた裁判で、泉佐野市の訴えを棄却し除外を認める判決を出しました。総務相の言い分をそのまま認めた判決のようですが、法執行前の行為を理由に新制度の適用除外を行政の裁量として司法が認めるのは法の番人としての司法の役割を自ら放棄し、行政府の追認機関に成り下がったように見えます。返礼品でふるさと納税を独り占めした泉佐野市の行為が好ましいとは思いませんが、少なくとも違法行為ではありません。裁判所は、この行為の是非よりも総務相が後出しじゃんけんの様な法の適用で、行政をゆがめたことの是非を判断すべきでした。とても残念な判決です。泉佐野市は上告するようですから最高裁には賢明な判断を期待します。

at 07:56, kameriki, 雑感

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