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日米韓でなくなる日

 韓国がGSOMIAを破棄しました。日韓関係が悪化していることは間違いありませんが、GSOMIAの締結は2016年11月とのことですから、わずか3年前に戻るだけです。日本政府が貿易管理で韓国を優遇国から外しましたが、韓国が貿易優遇国になったのは2004年でこちらは15年前に戻っただけです。日本政府は貿易管理と安全保障という次元の違うものを韓国政府は混同していると非難していますが、韓国政府から見れば、どちらも日韓の信頼関係と言う意味で同じなのでしょう。日本政府は当面、追加の対抗措置のような余計なことをせずに静観するしかないのではないかと思います。

 安倍政権は北朝鮮の脅威に対抗するため日米韓で連携して対処すると言っていましたが、北朝鮮に融和的で朝鮮半島の統一を目指す文在寅政権としては統一朝鮮で日本に対抗するのが将来の安全保障の枠組みなのかもしれません。ドイツは東西が統一されてEUに組み込まれましたが、ソ連が崩壊してロシアや東欧諸国も民主化されて共産主義国でなくなるという背景があってうまくいきました。しかし、北朝鮮の後ろ盾となっている隣国、中国が共産主義国の大国として存在する以上、東西ドイツのように北朝鮮が韓国の体制にそのまま組み込まれて統一されることは考えられません。朝鮮半島が統一されたときには日米韓で連携して中国ロシアに対抗するという安全保障の枠組みはなくなるでしょう。

 香港は一国二制度で中国に返還されましたが、一国二制度は期限付きです。もちろん、延長されるという選択肢もあるはずですが、中国としては期限の終了後に一国一制度にするつもりでしょう。それまでに徐々に香港市民があきらめて中国の制度を受け入れることを狙っていますが、香港市民があきらめずに戦っています。中国が民主化される可能性もゼロではないかもしれませんが、民主主義国が強権化する可能性より低そうです。

 朝鮮半島が統一されれば、安全保障に関してそのまま日米側に組み込まれることを中国は許さないでしょう。中立であれば有り難いですが、朝鮮半島が中国側の陣営に組み込まれ日本が中ロと統一朝鮮から睨まれる事態も考えられます。トランプ大統領の中国いじめのおかげで、現在日中関係は比較的安定していますが、安全保障のためにも日本は中国やロシアとの友好関係を維持して行くしかありません。もちろん、韓国とも仲良くすべきですが。

at 07:43, kameriki, 雑感

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