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命を救うおせっかい

 仙台で2歳11ヶ月の女児が自宅マンションに放置されて亡くなり母親が逮捕されたと報道されました。母親は海苔巻き1本を置いて家を出て3日間帰らなかったと言います。幼い子供が亡くなるニュースが無くならない事実は、残念ながら自分の子どもを育てられない親、育てない親の存在を示しているように思います。育てられない親が周囲や行政に助けを求めれば介入の余地もありますが、SOSを出さないまま子供の死亡にまで至るケースで、子供を助けるために大人は何ができるのでしょう。

 野田市で小4女児が父親の虐待で亡くなった事件では、児相をはじめとする行政の不適切な対応が問題とされました。行政が適切に介入すれば助けられた命は今後失われることがないように改善すべきです。やるべきことは明らかで、政府が予算をつけて専門家を育て担当者を増やすことです。しかし、この方法で行政にSOSが届いていない仙台の女児のようなケースは救えません。このニュースでマンションの住人か近所の方か、女児の異常な泣き声を聞いたと話しているのを聞きました。もちろん、この人には何の責任もありませんが、少しだけおせっかいだったら助けられたかもしれないと思いました。子供が泣くのは当たり前で、いちいち親に言いに行けば迷惑な人と思われるでしょう。泣き声だけで異常か正常かは分からないかもしれません。それでもおかしいと思った人が直接言いに行かなくても、警察に言うなどの行動をとっていれば介入の余地が生まれるでしょう。米国では小学生の子どもに留守番をさせて買い物に行っただけで、育児放棄と間違われて通報されるリスクがあると聞きます。親から見ればおせっかいですが、日本でも市民がおせっかいにならなければ救えない命がある社会になったのかもしれません。

at 06:40, kameriki, 雑感

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