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鳥居大図鑑

 鳥居と言えば地図記号の形が思い浮かびます。大きいとかたくさんあるといった違いは分かりますが、形に違いがあることは知りませんでした。本書によると神明系と明神系の2系統に分けられ、それぞれバリエーションがあり、さらに明神系から発展した稚児柱がある両部鳥居などバリエーションの大きな鳥居も存在するようです。神明系は「笠木に反り増しがなく、島木がシンプルな鳥居」、明神系は「鳥居の上部は笠木だけでなく、その下に島木がある。」とのことで、地図記号の鳥居は伊勢神宮に代表される「唯一神明鳥居」の形状のようです。

 本書には各地の神社の鳥居が写真付きで紹介されていますが、東京では兜のような形の鳥居がある港区の烏森神社、三柱鳥居が井戸を囲んでいる墨田区の三囲神社、柱に四神の飾りがある虎ノ門金刀比羅宮などが紹介されていました。大阪では陶磁器製の扁額をもつ角柱の鳥居が太鼓橋の先に建つ住吉大社やお寺なのに唐破風鳥居が建つ阿倍野区の正圓寺などが載っていました。たくさんの鳥居がトンネルのように立つ京都の伏見稲荷大社の千本鳥居は有名ですが、山口県長門市の元乃隅神社では海岸沿いの山際の参道に123基の鳥居が建ち並ぶようです。厳島神社のように海に建つ鳥居では佐賀県藤津郡太良町の大魚神社、対馬の和多都美神社が紹介されていました。さらに、コラムでは不思議な鳥居として両脇のビルに笠木や貫が突き刺さっている京都の錦天満宮、原爆で柱を1本失った長崎の山王神社の片足鳥居、鳥居本体や脇の狛犬まで備前焼で作られている岡山の由加神社本宮なども記載されていました。

 これまで神社にお参りしても、あまり鳥居を眺めることはありませんでしたが、本書を読んで改めて鳥居を見てみたくなりました。

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