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元事務次官の苦悩

 引きこもりの長男を殺害した容疑で逮捕された元農林水産事務次官、川崎の殺人事件と同様の犯罪を犯すのではないかと心配したとの動機が報道されています。長い間引きこもりの長男による家庭内暴力に苦悩しながら行政に相談した形跡がないとのことで、介護殺人と同様、問題を家庭内で抱え込んで誰にも相談できず追い詰められた家族の姿が想像され悲しくなりました。事務次官まで務めたエリートが相談できる行政機関を知らない筈はありませんし、調べればNPOなどもわかるでしょう。分かっていることと相談することの間には大きな壁があるのでしょうか。介護保険や包括支援センターなどのシステムができていても利用せず、介護で疲弊する人がいることを考えれば、引きこもりの問題で外部に相談することには高いハードルがあるのかもしれません。エリートであればなおさら家庭内の問題は隠しておきたいと思うのかもしれませんが、その意識が変わらないと悲しい出来事はなくならないのではないでしょうか。

at 06:33, kameriki, 雑感

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