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冤罪、裁判所の責任

 殺人罪で懲役12年の判決が確定して服役し、満期出所後に再審請求していた元看護助手の再審が最高裁で決定しました。新たな証拠が無いとして多くの再審請求が退けられている中で、再審が認められた本件は無罪となる可能性が高いと言われています。事件は元看護助手が人工呼吸器のチューブを外し患者を殺害したというものですが、「呼吸器が外されたとする3分間では心停止に至らない」とする医師の意見書などが新証拠として提出されたと報道されています。新たな事実が見つかったということではなく、確定判決に疑いの余地がなければ再審は退けられたでしょう。捜査段階の自白に頼って殺人罪とした判決に無理があったのではないでしょうか。裁判では捜査段階での自白を否定して無実を主張していたようですから、有罪とした裁判官は責任を感じることになるでしょう。「疑わしきは被告人の利益に」という刑事事件での裁判の原則が守られていれば、元看護助手の貴重な時間を奪うことはなかったはずです。

at 07:15, kameriki, 雑感

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