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取り巻きの忖度

 自衛官の募集に自治体の6割が協力していないという安倍首相の虚偽(フェイク)発言、名簿の閲覧などで9割が協力している事実に反しているため国会審議で野党から追及されました。安倍首相は認識不足の発言を撤廃して謝罪すればすむものを、紙や電子媒体で自治体が名簿を提供したものだけを自衛官募集への協力とみなす独自の偏狭な解釈で、これまでの主張を維持した答弁を繰り出しました。

 リーダーは全能ではありませんから、間違っていれば優秀な取り巻きが修正して進路を正しい方向に戻していく必要があります。ところが、自民党の前防衛大臣小野寺議員と前防衛副大臣山本議員は多くの自治体が協力していないことを強調し、自民党の国会議員に自身の選挙区の自治体の協力状況の確認を求める文書を出しました。首相の取り巻きが首相の意向を忖度して暴走するのは、森・加計問題での官僚の違法行為とよく似ています。部下がリーダーの間違いを指摘することなく、リーダーに気に入られることだけを考えて行動するような組織はいずれ腐敗するでしょう。すでに腐敗していると言ったほうが良いかもしれません。

at 07:17, kameriki, 雑感

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