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やさしい味って?

 旅番組やワイドショーなどでタレントが料理のレポートをすることがあります。グルメレポーターなどと呼ばれ専門職のようなタレントもいますが、アイドルや女子アナなどがレポートすることも多いでしょう。甘味、塩味、酸味、辛味のようなはっきりした味は分かりやすいものですが、微妙な味の違いを伝えることは難しいものです。罰ゲームなど意図的にまずくした食べ物でなければ、提供された料理をレポーターが「まずい」とは言い難く、かといって「おいしい」の連発では芸がありません。「甘くておいしい」とか「辛いけどおいしい」とか味の種類を伝えようとしても、分かりやすい味とは限らず、微妙な味を伝えようとして「やさしい味がします」と言っているアイドルがいました。本人はうまく表現したと思っているかもしれませんが、「やさしい味」って、どんな味でしょう。食べ物では「胃にやさしい」といった表現がありますから、そこから類推しているのかもしれません。しかし、「胃にやさしい」はやさしい対象が胃ですから、消化しやすいとか刺激性が少ないとか「やさしい」の意味が理解できますが、「やさしい味」ではやさしい対象が何かわかりません。味を感じる舌に対してやさしいのであれば、刺激性が少ないことは想像できますが、それではどんな味か分かりません。料理のレポートで「やさしい味」という表現が適切とは思えません。この言葉が流行るのは若い人が使う「やばい」や「まずい」が流行るよりもやばいかもしれません。

at 08:31, kameriki, 雑感

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