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パイロットにアルコール基準案

 各航空会社の自主基準に任せていた乗務を禁止する操縦士のアルコール基準値、法定基準値の導入を検討してきた国交省は呼気1L当たりアルコール0.09mgとする案を固めたと報じられています。この値は道路交通法の酒気帯び運転に当たる基準0.15mgよりかなり厳しくなっています。安全にかかわる基準ですから厳しくした方が反対意見は出にくいでしょう。諸外国の基準値などを参考にして操縦に影響しない血中濃度を勘案して算出したようですが、必要以上に厳しい基準になれば、運用に問題が生じるかもしれません。パイロットの飲酒が相次いで問題となりましたが、いずれも前日に飲んだ酒が残っていたというものです。翌日に残るほどの量を遅くまで飲むことは問題外ですが、基準値が厳しいと、翌日酒が残っているという自覚がない程度の晩酌でも基準値を超える恐れがあります。そうなると、パイロットは晩酌できないことになり、晩酌の習慣がない人しかパイロットとして乗務できないことになります。プロとして当然との考えもありますが、パイロットの不足に拍車がかかるかもしれません。操縦に影響しないアルコール量で基準値を設定するのは当然ですが、いったん決めた基準を緩めることは困難となることも考慮して慎重に決めた方が良いのではないでしょうか。

at 07:39, kameriki, 雑感

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