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政権の脱法行為

 防衛省は沖縄県が取り消した辺野古の埋め立て承認撤回への不服審査と執行停止を国交大臣に申し立てていました。国交大臣は防衛省の申し立てを認め承認撤回の執行停止を決めました。防衛省は安倍政権の方針に従って辺野古の新基地建設を進めており、同じ内閣の国交大臣が政権の方針に反して防衛省の申し立てを却下するはずはありません。仮に却下すれば、別の国交大臣に交代させられるだけでしょう。沖縄県知事が批判するように初めから結論ありきの執行停止でした。防衛省が行った申し立ては行政不服審査法に基づくとのことですが、この法に依る不服申し立ては一般市民の権利保護のためのもので国が申し立てることは法の趣旨に悖る濫用行為のようです。

 この政権は、これまでも同様の強引な権力行使を行ってきました。日銀の独立性を脅かす総裁人事から始まり、集団的自衛権行使を認める憲法の解釈変更のための内閣法制局長官人事も行いました。脱法的な勝手な解釈で権力行使をしながら、安倍首相は都合よく「法に則り」と言います。韓国の最高裁が徴用工問題で日本企業の賠償責任を認める確定判決を出しました。安倍首相は「国際法に違反する」と主張しています。その通りだと思いますが、都合よく法律を解釈すれば、韓国の主張にも一理あるかもしれません。自分に都合の良い法解釈をしている安倍首相、韓国に法の支配を主張するのであれば、日本国内でも法の趣旨に則って強引な権利行使はやめてもらいたいものです。

at 07:34, kameriki, 雑感

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