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サウジよりイラン

 中東で覇権争いをしているイスラム教スンニー派とシーア派の大国、サウジアラビアとイラン、米国にとってはサウジが同盟国でイランは敵対的な国家として扱われていましたが、オバマ大統領の時代にイランと米国の関係改善が進みました。イランの核兵器開発を交渉で止める核合意が成立しましたが、トランプ大統領は一方的に核合意を破棄してイランに制裁を科しています。トランプ大統領はイランの人権侵害を非難していましたが、同盟国サウジの人権侵害はイランよりひどいかもしれません。

 トルコのサウジアラビア総領事館に入ったサウジアラビア国籍のジャーナリスト、カショギ氏が行方不明となった事件、総領事館内で死亡したことは間違いない状況となりました。カショギ氏は政府を批判していたジャーナリストでサウジアラビア政府が暗殺したと見られています。サウジアラビア政府は暗殺を認めず尋問中に過失で死なせたと発表するとも報じられていますが、死ぬまで尋問するようなジャーナリストへの弾圧は明白な人権侵害です。

 トランプ大統領にとっては人権侵害よりも米国(トランプ支持者)の利益が優先されるのかもしれませんが、サウジとの同盟を続けるのであれば、イランへの制裁も考え直してほしいものです。

at 07:47, kameriki, 雑感

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