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媒体の責任

 トランプ氏が当選した大統領選挙で、多くのフェイクニュースを掲載し選挙に影響を与えたとして非難されたFacebookが、中間選挙に向けて多くのフェイクを投稿しているアカウントを閉鎖したら、トランプ大統領の支持者のアカウントが含まれ、大統領から非難されました。トランプ大統領への支持がフェイクによって作られていることを図らずも示してしまったようですが、自由な表現の場を提供するメディアが内容をチェックして規制することの難しさも示しています。

 杉田水脈議員の「LGBTに生産性がない」との論考が非難を浴びた雑誌「新潮45」、当初、非難の矛先は議員や自民党に向いていて、雑誌の編集者に対する非難の声は多くはありませんでした。しかし、「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」と題する特集記事が当該雑誌に出されて、身内の新潮社からも編集者に対する非難の声が上がる事態になっています。批判の高まりを受けて社長も声明を出しましたが、遅い対応の割に謝罪も不明確で、収束とはいきそうもありません。結局、新潮社として正式に謝罪して、「新潮45」を休刊することになったようです。

 メディアには様々な意見を表明する場を提供する役割がありますから、「新潮45」の編集者も議論のために杉田議員の論考を載せたと好意的にみることもできましたが、杉田氏を擁護した特集記事で編集者自身の偏見も露わになりました。メディアには編集という作業がありますから、中立ではあり得ません。アルゴリズムで機械的に検索結果を表示しているGoogleでさえもトランプ大統領から偏向していると非難されています。トランプ大統領の非難は言いがかりレベルのものですが、メディアとしては、きちんと説明できる基準に従って行動し、様々な考えを持つ人にその行動を説明していくしかないのかもしれません。

at 07:33, kameriki, 雑感

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