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入試の女性差別

 贈収賄事件として不正入学が明らかになった東京医大の内部調査で女子受験生の点数を下げて合格させにくくしていたことが明るみに出ました。さらに、3浪以上の男子についても点数操作で合格を抑制していたことが報道されています。東京医大は女性や年齢が高い受験生はなるべく受け入れたくなかったようです。東京医大が受け入れる学生を選ぶための選抜試験ですから、女性や浪人生に厳しい選抜基準があっても、それが事前に知らされていれば非難されることではありません。東京医大に限らず私立大学は一般に受験料や学費などが払える人しか受け入れないという意味で入試の点数以外でも学生を選抜しています。もちろん受験料や学費は事前に知らされていますから、払える見込みのない人は初めから受けないでしょう。女性や浪人生の採点が不利であると初めから告知されていれば、女性や浪人生は受験しないでしょう。受験生が少なくなっては困るので、事前に知らせず、独自の採点基準でこっそりと合否を決めていたのであれば、詐欺的行為です。大学受験は入学試験の点数という客観的な基準で合否が決まるものと誰もが思っていますから、事前に告知されていない別の基準があれば、不正と非難されます。就職試験でも大手企業などでは筆記試験がありますが、こちらは点数だけで採用されているとは思わないでしょう。企業が採用したい人を選抜する基準に理解しやすい客観的なものはありませんし、事前に告知もされていませんが、こちらは非難されません。しかし、年齢や性別、国籍、思想信条による不当な差別は禁止され、発覚すれば企業は非難されます。

 私の卒業した高校は女生徒が1/4以下と少なかったのですが、女子が合格するためにはより高い偏差値が必要と中学で受験指導されていた記憶があります。今はそのようなことはないと思いますが、昔は女子生徒を抑制するための内規があったのかもしれません。よく「ガラスの天井」と言いますが、東京医大のようにあからさまでなくても女性に差別的な基準はいろいろなところにあるのかもしれません。改める必要があるのは東京医大だけではないでしょう。

at 07:38, kameriki, 雑感

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