<< カンボジア選挙とタイ | main | 華氏温度 >>

政府の味方裁判官

 福岡高裁で諫早湾の開門をめぐって驚きの判決が下されました。干拓事業のため堤防で閉じられた諫早湾、潮の流れが変わって湾の汚染と漁業被害が生じました。漁業者の訴えで政府に堤防を開門するよう命じる判決が福岡高裁で確定しました。しかし、政府は開門をせず判決に違反していることに対する罰金を払いながら判決を無視してきました。干拓地の農家から長崎地裁に開門しないよう差し止め請求が出され、仮処分が認められました。開門したくなかった政府は、長崎地裁で開門を差し止める判決が出されても控訴せず、二つの判決で板挟みの状態を作り出して開門しないことを正当化してきました。驚くべきことに福岡高裁は判決に従わない政府を非難するのではなく、前回の判決を否定して、開門しないことを認める判決を下しました。

 三権分立はどこへ行ったのでしょう。裁判所も国会も政府の言いなりです。トランプ大統領の暴走に歯止めをかけている米国の裁判所や議会とは大違いです。強制不妊手術に対する国家賠償訴訟で仙台地裁は政府が違憲性について認否を示すように要求しましたが、政府は無視して、答えませんでした。裁判所は政府に舐められています。

at 07:34, kameriki, 雑感

comments(0), trackbacks(0), - -

comment









trackback
url:http://blog.kameriki.info/trackback/1487