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カンボジア選挙とタイ

 カンボジアの議会選挙が実施され、与党が圧勝して全議席を独占する見込みと発表されました。選挙前に最大野党救国党の党首が逮捕され、党が解散させられて選挙から排除されていましたので、与党の勝利は予想されていました。しかし、全議席の独占で選挙が公正に実施されたのか疑問符が付く結果になりました。野党が解散させられたことによって、欧米諸国はカンボジア政府を非難し選挙への協力を止めましたが、日本政府は協力を続けました。誰が見てもカンボジアの選挙は民主的な選挙には見えませんが、プーチン大統領が圧勝したロシアの大統領選挙と似たようなものでしょうか。こちらも有力なライバルが立候補資格を剥奪されました。

 タイはクーデターで軍部が実権を握ってから選挙は行われていません。クーデターの時には欧米諸国から非難されましたが、最近は非難の声も聞かれなくなりました。タイから見たらカンボジアは選挙が行われているだけましでしょうか。トランプ大統領が米国を世界の問題児にしてしまい、中国が盟主のようにふるまうようになって民主主義への評価が揺らいでいます。「アラブの春」の例を引くまでもなくすべての国で西欧の民主主義モデルが最適とは言えませんが、少なくとも現代の日本は民主主義国であってほしいと思います。政権が自分たちの利益のために政治を行い、官僚が公文書を改ざんして政権のウソを取り繕うような政治は民主主義国にふさわしくありません。

at 07:40, kameriki, 雑感

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