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フェイクマナー

 日本語学者で国語辞典編集者の飯間浩明氏がラジオでネット時代の辞書の役割について問われ、フェイクニュースならぬフェイクマナーを正すことについて話していました。新聞記者などジャーナリストがファクトチェックとして、政治家の発言などが事実に基づいているかどうかを確認し、フェイクニュースを正す活動をしているように、辞書編集者にはネットで広がったマナーの真偽を確認する必要があるとのことでした。例えば、目上の人に「了解しました」と言っては失礼で「承知しました」と言わなければいけないというマナーは、10年ぐらいの間にネットで急激に広がったもので、フェイクマナーとのことです。メールで若者同士が「了解」もしくは「了」とだけ略して書くのは別として「了解いたしました。」と書けば、目上の人に対して使っても失礼ではなく、そのような使い方は過去に一般的に使用されていたとのことです。そのような過去の事例を確認して記述しておくことは辞書の役割とのことでした。

 「了解しました」と「承知しました」の件は、私もかつての職場で言われたことがあります。フェイクニュースでも信じている人が、事実でないと言われても受け入れないのと同じで、フェイクマナーも信じている人に間違いを認めさせることはたやすくないかもしれません。実際に上司に言われたら、フェイクマナーでもそれに従っていた方が無難なこともあります。一度広まって多くの人が信じてしまうと、正すのはなかなか難しい問題です。迷信やいわれなき差別などと根は同じかもしれません。少なくとも、自分がフェイクマナーを広めることに加担したり、フェイクマナーで他人を注意したりすることのないようにしたいと思います。

at 07:18, kameriki, 雑感

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