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CRISPR/Cas9の自己投与

 CRISPR/Cas9は特定の遺伝子を編集する技術として知られているものですが、この試薬を自己投与するビデオが評判となり、FDAが危険性と違法性を警告したとのことです。

 動物実験で遺伝子を操作することは一般的な技術になりましたが、人で行うことには倫理的にも安全性においても大きなハードルがあります。生殖細胞に関わらない遺伝子疾患の治療のための遺伝子編集であれば倫理的な問題は生じないとしても、治療のために使用できるようになるまでには十分な安全性確認が必要です。

 米国では筋肉増強のためにミオスタチン(miyostatin)をノックアウトする試薬がネットで販売されています。私には遺伝子を改変する試薬を自分で投与する勇気はありませんが、世の中には勇敢な人がいるようです。自分を実験台にする研究者は珍しくないかもしれませんが、遺伝子に関わることをいじるのは高いハードルがあるものと思っていました。遺伝子操作の技術が普及して、若い人には遺伝子に関わる薬でも、そのほかの新薬でも区別はないのかもしれません。デジタルネイティブのケースと同じような感覚でしょうか。

at 07:56, kameriki, 雑感

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