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クルドとカタルーニャ

 イラクのクルド自治区で独立への賛否を問う住民投票が行われ90%を超える賛成が得られました。スペインのカタルーニャ州でも同様の住民投票が実施され賛成票が90%を超えました。住民の意思は示されましたが、どちらもあまり歓迎されていないようです。

 イラク政府としては領土の一部が失われることを歓迎することはできないでしょう。スペイン政府も同じです。さらに、当事者ではない周辺国も歓迎していないのは混乱を避けたい気持ちがあるのでしょう。当事者同士、平和裏に話し合いで解決してもらいたいものですが、簡単ではありません。国際社会はできれば関わりたくないのが本音かもしれませんが、クルド人が国を持たない最大の民族と言われる状況に追い込まれた原点は、英仏露がオスマン帝国の領土を分割したサイクス・ピコ協定にあり、英仏露、三国はクルド人の独立要求に向き合う責任があるでしょう。イラクにISを出現させ、ISとの戦いでは主力としてクルド人部隊を頼りにした米国もクルド人の悲願を無視できないはずです。将来、平和的にクルド自治区が独立できることを願っています。

 カタルーニャ州の住民の多くが独立を目指すほどスペイン政府に対する不満を募らせていたことは部外者には分かり難いものです。しかし、歴史的に中央政府と異なる文化を持っている地域の住民にとって、自らの声を政府が無視していると感じれば、独立運動に至ることは日本にとっても他人事ではないでしょう。憲法改正をして地方分権を書き込もうという希望の党は沖縄県民の声をどのように聞いているのでしょうか。

at 07:25, kameriki, 雑感

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