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ポータブルソーラー発電装置

 トランク型のポータブルソーラー発電装置(クマザキエイムのSL-12H)を購入しました。トランクの蓋を開くと両面に発電用の太陽電池がつけてあり、トランクの中にバッテリーとコントローラー、インバーター一式が設置してある、コンパクトなシステムです。屋根に設置するような大掛かりなものではなく、持ち歩いて(9.2 kg)ベランダなど太陽が当たるところに置いて、簡単に発電ができます。電卓や時計などについている小さな太陽電池と異なり、合計333 Wh(3.7 V / 10 Ah × 9ユニット)のリチウムイオン蓄電池と100 V(250 W)で出力できるインバーターがついているので、小型家電のコンセントを接続して動かすことができます。太陽電池は15 Wが2枚計30 Wで、計算上は約11時間で満充電となります。実際に使ってみると、晴天の日に朝から夕方まで発電して3日で満充電となりました。メーカーの仕様書では満充電で50Wの家電なら約5時間使用できるとのことです。実際にPCを使用すると、半日程度でほぼゼロとなりました。電気代の節約効果を計算すると、1 kWhで20円として10日晴天で20円分発電したことになります。1年の1/3が晴天としても1年で200円分にしかなりません。製品(バッテリー)の寿命が仮に20年あったとしても、発電できる電気代は4000円となり、製品代には遠く及びません。売電で利益が期待できる屋根設置の大型太陽電池と異なり、経済的には何のメリットもありません。
 それでも、この製品には購入するだけの価値があると思います。多くの人は自宅に太陽電池は設置できませんが、ポータブルソーラー発電装置を使えばわずかでも発電することができます。一つ一つの発電量は少なくても、集まれば大きな自然エネルギーとなり、脱原子力政策への貢献が期待できます。自家用車での移動などの際には携帯できる電源としての実用的な価値もあります。AC電源からの充電も可能で約6時間で満充電となるため、夜間に充電して昼間使用するピークシフトに利用することも可能です。
 SL-12Hは現在国内で流通しているものの中では、私が知る限り、仕様と価格を考慮したコストパフォーマンスでトップクラスの製品だと思います。ただ、トランクの蓋をつないでいる布のバンドが弱く、すぐに伸びてしまうため、100度程度に蓋を開いた状態が保てなくなってしまいます。機能にはほとんど影響しませんが、製品が三流品に見えてしまうところがとても残念です。また、購入した製品にはソーラー充電中を示すLEDが点灯しない(AC充電後に点灯しなくなる)トラブルがありましたが、メーカーで無償修理してもらいそれ以降は問題なく稼働しています。購入する方がいらっしゃれば、購入後は速やかに動作確認し、問題があれば販売店もしくはメーカーに連絡することをお勧めします。

トランク型で持ち運べるソーラー発電システム (SL-12H)クマザキエイム(Bearmax)

価格:54,799円
(2012/9/20 09:04時点)
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【あす楽対応】トランク型で持ち運べるソーラー発電システム (SL-12H)クマザキエイム(Bearmax)

価格:49,800円
(2012/9/20 09:07時点)
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at 09:00, kameriki, 商品レビュー

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太陽光発電, 2012/09/27 6:28 AM

これは気軽に利用できていいですね〜
ぜひうちでも導入していみたいと思います。
費用対効果はどんなものなのでしょうか?

亀力のブログ管理人, 2012/09/27 8:54 AM

「太陽光発電」様、コメントありがとうございます。本文中に記載の通り、電気代節約分で費用を回収する目的では全く役に立ちません。太陽光発電をしているという実感を得る目的であればお勧めします。










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