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変わらない裁判所

 辺野古の基地建設のため前知事が承認した海面の埋め立て許可を取り消した翁長知事の行為を違法とする判決が、福岡高裁で出されました。政府と県の主張を中立な立場で判断すべき裁判所は政府の主張だけを認め、沖縄県の主張を一顧だにしない判決を出しました。裁判所は三権分立の一翼を担う国家機関で行政による人権侵害から国民を守る重要な使命を帯びているはずです。政府の言い分を鵜呑みにしてはいけないことを、裁判所は福島原発の事故で学んだものと期待していましたが、変わっていないようです。「海兵隊を沖縄県外に移転することはできない、普天間飛行場の被害を除去するには辺野古の新基地を建設する以外にはない」と断定した裁判官は政府と同様、沖縄は差別的に扱っても構わないと考えているのでしょうか。

 これまで多くの裁判で、政府の追認機関に成り下がっている最高裁に期待はできませんが、裁判官は自分が沖縄県民であったらどう思うか、よく考えて裁判を行ってもらいたいものです。

at 07:20, kameriki, 雑感

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