ノーベル街道面目躍如

 2018年のノーベル医学生理学賞受賞者は、癌細胞による免疫抑制に関わる二つの分子CTLA-4とPD-1を研究した日米二人の研究者James Allison氏と本庶佑氏に決まりました。本庶佑氏の研究は画期的な癌治療薬オプジーボの開発につながりました。

 富山市出身の田中耕一氏がタンパク質の質量分析計の研究でノーベル化学賞を受賞した際に、歴代の日本人ノーベル賞授賞者に、富山から高山に抜ける国道41号沿いにゆかりのある人が複数いるということから、国道41号をノーベル街道と名付けたもので、富山では日本人のノーベル賞受賞者が出ると、41号と何か関係ないかと探してしまいます。

 本庶佑氏は主に京大や阪大で研究された方で、高校までは宇部で過ごされたとのことで、残念ながら国道41号沿いの市町村とは関係なさそうです。ところが、両親が富山の出身ということで、富山のローカルニュースでは既に本庶佑氏も富山ゆかりの人として紹介されていました。ノーベル街道に関連付けられそうです。いずれにしても本庶佑氏の受賞は大変喜ばしいことでした。おめでとうございます。

at 07:15, kameriki, 富山

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笽(竹冠に皿・そうけ)

 竹で作ったざるのことを富山の方言で「そうけ」と呼ぶそうです。「笽島」という名前の由来についてNHKのテレビ番組で放送していました。竹冠に皿という漢字は見たことがありませんでした。「そうけ」という言葉を表す漢字(国字)として富山市八尾で作られた文字のようです。笽は八尾で盛んだった養蚕に使われたとのことです。番組では「圷(あくつ)」「杁(いり)」という難読名字に使われている漢字もそれぞれ茨城と愛知で作られた国字とのことでした。圷は低湿地、杁は水路の入り口を指すようです。国字と言えば峠や裃などは知っていましたが、地方で使われていた特別な言葉が名字に使われる文字として残っていることは知りませんでした。少子化の時代に難読名字を残すことは難しいかもしれませんが、由緒ある名字が少しでも残ってほしく思いました。

at 07:51, kameriki, 富山

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政務活動費領収書公開始まる

 富山市議会で多くの議員辞職の原因となった政務活動費の不正請求、再発防止策の一つである領収書のネット公開が始まりました。市議会のホームページで、スキャンした領収書の画像がpdfで公開されています。

 ネットで多くの人の目にさらされれば、領収書の偽造は容易に露見するでしょう。領収書が見られることを議員が意識すれば不正を思いとどまる抑止効果もあるかもしれません。議員の不正を抑止するためにこのような防止策が必要と考えると悲しい話ですが、議員の政務活動に対する情報公開の一つと見れば、不正防止だけではない意義もあると考えることもできます。多くの市民が関心を持ち続けることが肝要でしょう。

at 07:18, kameriki, 富山

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射水市長市議無投票当選

 射水市は富山市と高岡市に挟まれ、富山県内では両市に次いで人口の多い9万人を超える市民が住み、県内では中心となる都市の一つです。11月12日に市長選と市議選が告示されましたが、市長は一人、市議は定数の22人と同じ立候補者でどちらも無投票で当選が決まりました。

 地方議会で議員のなり手がいないと話題になっていましたが、定数が22人もいる射水市の市議会で選挙ができない事態とは驚きました。実績があり人気のある現職首長に対抗馬が現れず無投票で再選されることはしばしばありますが、首長の権力をチェックする立場の議会にも選挙がなければ、現状を変えようとする力が働きにくいのではないでしょうか。人口が減少する社会で民主主義を支える制度の一つである選挙という制度自体についても検討が必要なのかもしれません。

at 07:22, kameriki, 富山

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クリオネもいる富山湾

 ホタルイカや鰤、シロエビで有名な富山湾ですが、「天然の生け簀」ともいわれ、魚種が豊富なことで知られています。湾岸から急に深くなって湾内には1000mを超える深海が広がり、深海の生物も生息しています。富山湾でクリオネが捕獲され、遺伝子解析で新種と判明したことが報道されました。クリオネと言えば、「流氷の天使」と呼ばれる寒いオホーツク海の生物というイメージですが、富山湾にも棲んでいたとは意外です。富山湾には北アルプスから冷たい雪解け水が流れ込んでいますから、深海の温度は意外と低いのかもしれません。

 シロエビは「富山湾の宝石」とも言われていますので、宝石も天使もいる富山湾、いろいろと想像を掻き立てるニュースでした。

at 07:23, kameriki, 富山

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不適切な給食指導

 富山県小矢部市の市立小学校で、担任が給食のおかずを無理やり食べさせ嘔吐させ、汚れた床を男子児童に掃除させたとして、教諭が担任から外されていたと報道されました。教諭が児童への罰や個人的な感情で、児童が嫌いなおかずを無理やり口に押し込んだとは思われず、好き嫌いをなくそうと考えて指導したものと想像します。しかし、このような指導は全く逆効果です。この担任は50代の女性教諭と報じられていますが、自身が給食を食べていた小学生の頃には嫌いなものを残すことが許されず、食べられない児童は昼休みや掃除の時間まで残されて無理やり食べさせられていた記憶があったかもしれません。本人が無理やり食べさせられた側であれば、そのような指導で苦手な食べ物を克服することはできず、その食べ物に対するいやな記憶が残ってより嫌いになっていたはずです。

 苦味や酸味など本来生物が好まない味の食べ物を美味しいと感じたり好きになったりするためには、その食べ物を摂取したときに何らかの良い感覚を体験したことが記憶となる必要があります。ビールのように摂取した後に生理的な反応で心地よくなる場合のほかに、好きな人と一緒に食事をして楽しかったとか、みんながおいしいと言っている食べ物を自分も食べることができてうれしかったとか、いろいろな体験でその人なりの良い記憶が作られるものと思います。何度も無理やり食べさせられているうちに吐かなくなり、それが成功体験として良い記憶となる可能性がゼロとは言いませんが、より嫌いになる可能性の方がはるかに高いでしょう。

 アレルギーなどの問題がなければ、そのおかずを食べることが本人のためになることを理解させ、少しずつでも自発的に食べてみようと思わせるような指導を継続して行い、無理をさせないことが好き嫌いをなくすことにつながるものと思います。

at 07:40, kameriki, 富山

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富富富とひゃくまん穀

 コシヒカリを超えるブランド米の品種づくりが各地で行われています。富山米には早生の「てんたかく」と晩生の「てんこもり」がありますが、全国ブランドとしての知名度は低いものです。富山県ではコシヒカリを超える新品種の開発を手掛け、夏の暑さと病気に強くおいしい新品種を創製し、名前を公募で「富富富」としました。「ふふふ」と読むそうです。お隣、石川県でも稲の新品種「石川65号」を開発し、名前を「ひゃくまん穀」と名付けたとのことです。石川県と言えば、加賀百万石で、「ひゃくまんごく」は言いやすく分かりやすい名前です。ネーミングでは石川県に分がありそうです。

 北陸新幹線による観光客誘致でも石川県(金沢)に完敗の富山ですが、長くやり続けるのは得意ですから、「富富富」も将来ブランド米としてじわじわと浸透していくかもしれません。「ひゃくまん穀」は今秋から、「富富富」は来年からの販売と「ひゃくまん穀」が先行するようですが、おいしいコメが少しでも安く購入できるようになればうれしいです。

at 07:03, kameriki, 富山

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富山市昆布消費日本一

 総務省の家計調査で2016年の品目毎の1世帯当たり(2人以上の世帯)の購入金額が公表され、都道府県庁所在地と政令指定都市の比較で富山市の昆布購入金額が日本一となりました。

 餃子については1月31日に2016年12月分の速報値が発表された時点で、宇都宮市と競っていた浜松市が3年連続の日本一を発表していました。速報値ですぐに日本一を公表し、ニュースにも取り上げられましたので、浜松餃子のPRにも役立ったことでしょう。それに比べて富山市の昆布日本一の発表は1か月遅れで、注目度は高くないようです。富山県民にとって昆布はあって当たり前の食材で、購入金額日本一も取り立てて、話題にすることでもないのかもしれません。「浜松餃子」のように名前を冠した「富山昆布」があるわけではありませんが、他ではあまり知られていない昆布締めなどは、魅力的な富山名物の一つと思います。

at 07:07, kameriki, 富山

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利賀そば祭り中止

 富山の奥深い山里、南砺市旧利賀村にはおいしい利賀そばがあります。そばの里として、冬には毎年「利賀そば祭り」を開催し、富山の冬の代表的なお祭りの一つとなっていました。しかし、残念ながら今年は会場近くで発生した地滑りの影響で中止となってしまったようです。実行委員長が安全を優先して中止せざるを得なくなったことを、悔しそうに話しているのが印象的でした。

 12月は富山も雪は少なかったのですが、1月に入ってから全国的な寒波が北陸でも多くの雪を降らせ、利賀で地滑りが発生する事態となりました。幸い人的被害はなかったとのことですが、大雪の中での避難生活は心細いものと思います。私も連日雪かきに追われましたが、住み慣れた我が家で過ごしていて、贅沢は言えないかもしれません。

at 07:16, kameriki, 富山

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地味に面白い高岡地場産センター

 富山県高岡市は富山県民にはよく知られたモノづくりの街、伝統工芸の街です。銅や錫などの鋳物工業が盛んで、お寺の鐘や仏具のおりんなどの生産では圧倒的シェアを持っています。このような高岡銅器の象徴は高岡大仏ですが、高岡地域地場産業センターにも銅器のサンプルである黄金に輝く巨大な観音像が建っています。この地場産センターには高岡銅器や高岡漆器など高岡の伝統工芸品だけでなく、井波の木彫刻、庄川の挽物木地、越中和紙など富山県内の伝統工芸品が展示されています。これらの展示品の多くには値段が表示されていて、ここで購入することもできます。仏壇仏具屋さんに冷やかしで入って何も買わずに出てくることは勇気がいりますが、ここでは、気軽に入っておりんを眺め何も買わずに出てくることが可能です。その間、店員さんに声をかけられることもありません。購入する場合も、まがい物をつかまされたり不当に高い値段で買わされることもないだろうという安心感があります。地酒や銘菓など地域の特産品も購入可能で、富山土産を購入する目的でも使える店です。

 電車やバスで行こうと思えば交通至便な場所とは言えませんが、国道8号線沿いにあり、無料の駐車場もありますので車で立ち寄りやすい場所です。同じ8号沿いにある道の駅「万葉の里高岡」に行かれた方は、地場産センターにも足を延ばしてみてはいかがでしょうか。

at 07:21, kameriki, 富山

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