NHKラジオ番組の残念な終了

 4月からNHKの多くのラジオ番組で改変があり、番組の終了がアナウンスされています。私がNHKらしいと思う二つの長寿番組も終了してしまいます。一つは土曜日午後の「かんさい土曜ほっとタイム」、もう一つは月曜から金曜の昼に放送されていた「旅ラジ」です。前者では番組の人気コーナーであった「ぼやき川柳アワー」が「関西発ラジオ深夜便」のコーナーとして存続するようですが、放送時間が変われば聞けなくなる人も多いでしょう。番組の終了がアナウンスされてから番組には終了に抗議する便りが多く寄せられ、毎回番組中で読まれていました。全国放送では東京発の番組が多い中で、土曜日の午後に大阪制作の番組を長時間放送していたのがNHKらしいと思っていました。NHKのネットラジオ「らじるらじる」でNHKの地域放送局を選べば、地域だけに放送している地域制作の番組を全国で聞けるため、そちらを重視しているのかもしれません。

 「旅ラジ」は中継車が全国を回って日本各地からNHK地方局のアナウンサーやキャスターが地元のゲストと一緒に公開で各地の話題を放送する番組です。とてもNHKらしく、NHKラジオ放送がある限り続けられる番組と思っていましたが、終了するようです。

at 07:57, kameriki, 雑感

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十六の墓標(上・下)

 連合赤軍指導者の一人であった永田洋子さんが自身の生い立ちから活動履歴、逮捕までに犯した同志の殺害について記した記録です。彼女らが殺害した同志は14人ですが、著者によるとタイトルに十六とつけたのは、銃を奪おうとして1970年12月18日に上赤塚交番を襲って警官に殺害された同志1名と73年1月1日に東京拘置所で自殺した最高幹部森恒夫氏を含めて数えているそうです。

 著者は始め、革命左派に所属し逮捕されて獄中にいる指導者に従って活動していたようです。上巻では赤軍派幹部の森恒夫氏と出会って「統一赤軍」を結成し、森氏の助言に従って革命左派から脱走した2名の処刑を決定し、殺害するまでが記されています。脱走した2名の殺人も許されることではありませんが、組織の秘密を守るためという理由は理解しやすいものです。しかし、下巻に記されている同志14名の殺害は「総括」という呼び名で行った理不尽な暴行、虐待が死ぬまで繰り返されたもので、本書に詳細に記されていても理解できる殺害の理由はありません。殺害された一人は妊娠中で胎児も亡くなっていますから、本来なら墓標は十七となります。下巻に序文を要請された瀬戸内晴美さんは「生理的にまいってしまって、ちょっと下巻の処刑の場をすべて読み通す勇気が出てきません」と序文の執筆を断ったことが「編集者への手紙」として記されています。本書によると「総括」要求は最高指導者の森氏から出され、永田さん他指導部が賛成し、永田さんから被指導部の同志にも伝えられ集団で暴行が加えられたようです。集団によるいじめと同じで、多くの人は自分が次のターゲットにされるのを恐れて、暴行する側に加わっていたように見えます。

 「統一赤軍」の名称は、獄中にいた革命左派の指導者の意見で「連合赤軍」に変更されたようです。「連合赤軍」と言えば、浅間山荘事件が思い出されますが、これは妙義山の山岳アジトに迫ってきた警察から逃れ浅間山荘に立てこもったメンバーによって引き起こされた銃撃戦で、永田、森両氏は妙義山で既に逮捕されていて浅間山荘事件には関与していなかったようです。同志の殺害は浅間山荘事件の前に起こっていたことで、立てこもりの中で行われたことではありませんでした。

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at 07:42, kameriki, 書籍紹介

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ニュージーランドテロ事件で知る銃社会

 ニュージーランドクライストチャーチにあるイスラム教のモスクで死者50人と伝えられる銃乱射による痛ましいテロ事件が起きました。犯人はオーストラリア人男性とのことです。クライストチャーチは地震によるビル崩壊で多くの日本人留学生が亡くなった街として記憶していましたが、悲しい出来事が増えてしまいました。テロ事件とは無縁と思われていたようなニュージーランドで起きたことも驚きですが、犯人が半自動銃など5丁を合法的に所持していたことにも驚きました。銃社会と言えば、米国が頭に浮かびますが、合法的に銃が所持できる社会は米国だけではないと認識させられました。ノルウェーでテロ事件が起きた時も同じように思ったことを思い出しました。

at 07:38, kameriki, 雑感

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かみなり三代

 京姫酒造の清酒「かみなり三代」を飲みました。アルコール度数は15度で、13から14度の他の安価な清酒より高く、パッケージにも「上撰15度」と表示されています。酒の量販店「やまや」で3L紙パックが安く売られていた(税抜き980円)ので購入しました。初めて飲むお酒で、まずかったら3Lはきついと思いましたが、15度の辛口なら大丈夫だろうと思いました。どこの酒蔵の技術も上がっていますから、大概はどの酒もおいしく飲めるものです。

 「かみなり三代」は期待に違わず、辛口のおいしい酒でした。熱燗で飲みました。15度は「お得」と思いますが、他の日本酒と飲む量が変わらないので、飲みすぎになる可能性が高くなります。

at 07:42, kameriki, 商品レビュー

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混迷の英国

 メイ首相がまとめた英国のEUからの離脱協定案が議会で否決されました。初めに否決された協定案からEUとの再交渉により修正された今回の協定案でも否決され、混迷を深めています。離脱の期限が近づき協定案の修正を行う余地はないように見えますが、議会は「合意なき離脱もダメ」と議決しました。はたから見て解決策はEU離脱をやめるしかないように見えますが、メイ首相は国民投票の結果にこだわってEU離脱に固執しています。県民投票の結果を無視する安倍首相とは大違いです。当事者としては政治の混乱は迷惑だと思いますが、首相が民意を尊重する姿勢はうらやましくもあります。さらに議会は離脱の延期も議決しましたので、混乱はしばらく続きます。

at 07:52, kameriki, 雑感

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人材不足の自民党

 自民党の二階幹事長が安倍首相の4選を言い出しました。安倍首相は自民党の党則で総裁任期が連続2期6年となっていたものを党則改定して3期9年とし、3選を果たしたばかりです。4選のためには再び党則の改定によって総裁任期を4期12年とする必要があります。自民党には党則を変えてまでも総裁となる候補が安倍さん以外にいないのであれば、そろそろ自民党には野党になってもらいましょう。そのためには参議院選挙が重要です。

 恐らく二階幹事長自身は総裁候補になるつもりがなく、安倍さんを立てておいたほうが自分と二階派にとって都合がよいと考えたのでしょう。細野氏の会派入りや小池東京都知事の再選支持表明で、自民党内の反発を受けていたことから、忖度して安倍首相を持ち上げたのかもしれません。

at 08:01, kameriki, 雑感

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海兵隊撤退要求のチャンス

 米国政府が米軍駐留費負担の増額を要求する方針と報道されています。米軍に広大な土地を提供して迷惑な基地を受け入れている上に巨額の経費まで払えと言われるのであれば、米軍に撤退してもらう交渉をするチャンスです。少なくとも日本の防衛のための抑止力としては全く意味のない海兵隊には撤退してもらいましょう。そうすれば、辺野古に新基地を作らなくても普天間飛行場は返してもらえます。駐留する米軍規模を半分にすれば、経費負担の割合が増えても総額は減らすことができるかもしれません。少なくとも、沖縄の米軍基地を大幅に減らすことができます。日本の防衛を担うのは自衛隊ですから、在日米軍の規模を大幅に縮小して基地を返還してもらうチャンスとすべきです。それが、日米両国の利益になります。トランプ大統領が在日米軍の撤退をちらつかせたらチャンスです。間違っても駐留を懇願するようなことがないよう願います。

at 07:22, kameriki, 雑感

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再稼働の前に見るべき番組

 福島原発事故後の対応に当たった医師の撮った画像や映像、インタビューから現場で何が起こっていたかを追った番組がETV特集で放送ざれました。避難を指示された地域からバスで運ばれて体育館に収容され、そこで息絶えた患者をなすすべなく見届けた救急医療の専門医、被爆の恐怖におびえながら避難者の治療にあたり、「毎日スタッフが一人ずつ壊れていった」と証言する福島医大の医師、すべて貴重な証言です。現場で大変なことが起こっていたことは番組を見て素人にもよくわかりました。原子炉を冷やすための放水を要請され派遣された東京消防庁の隊員のアドバイザーを務めた杏林大学の医師は、自身は放射線被曝による死を覚悟しながら、消防隊員には発癌リスクが増加しない被曝線量で収まるよう作業時間にこだわっていました。現地へ行く前にメールで死の覚悟を伝えられた息子からの返事には、父親の覚悟を受け止めて家族の心配をせず仕事にまい進できるよう願う言葉が書かれていました。

 原発事故が起これば何が起きるのか、事故による避難で多くの人が亡くなった事実を改めて思い知らされました。原発再稼働を進めようとしている安倍首相にはこの番組を見てよく考えてほしく思います。もちろん、東電の社長にも、再稼働の訴訟を審査している裁判官にも。

at 08:00, kameriki, 雑感

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辺野古に基地は作れない

 沖縄の県民投票で辺野古の新基地建設に反対する沖縄県の民意が明確に示され、国会の予算委員会でも新基地建設に対する政府の方針を問う審議がなされていました。すでに3年前から指摘されていた辺野古の軟弱地盤を政府が明らかにしたため、地盤改良工事による建設費の高騰やそもそも技術的に建設が可能かどうかについて議論されるようになりました。政府は建設予算の全体像や完成時期などを示すことなく、延々と工事を続けることで沖縄県民があきらめ、沖縄以外の人は辺野古を忘れてしまうことを狙っているようです。軟弱地盤だけでなく、基地周辺の建物の高さ制限でも問題があるようです。米軍機の発着のため周辺に約50mより高い建物があるところには基地を作れない規定があると、参議院予算委員会で共産党の小池議員の質疑で知りました。政府の答弁は例外規定によって米軍が個別の建物に発着上問題がないと認めれば、そのままにできるというものでした。沖縄電力の送電線や通信会社の鉄塔などは移設の必要性を説明し、高台にあるため50mを超えている沖縄高専の建物などはこれまで米軍から問題とされていないとのことでした。しかし、政府の答弁では米軍がこれまで問題ありと言っていないというだけで、完成後実際に基地の運用が始まったら問題ありと言ってきたり、校舎やグラウンドに部品が落下したりして高専が移設せざるを得なくなる可能性もあります。軟弱地盤に高さ制限、辺野古に新基地建設は作れません。

 小池議員の質疑はNHKの中継時間に入らなかったため夜中に録画で放送されていました。たまたま点けたテレビ放送で知りました。高さ制限の問題は、沖縄ではすでに昨年報道されていたようですが、全く知りませんでした。本土では報道されたのでしょうか。

at 18:11, kameriki, 雑感

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安倍政権擁護の官僚また一人

 森友・加計問題では公文書の改竄や証人喚問での偽証など安倍首相を守るために官僚が違法行為までする劣化した官僚機構が明らかになりました。内閣法制局長官は法の番人として尊敬されていましたが、安保法制で集団的自衛権の行使を合憲と憲法解釈を変えたことで自らその地位を降りていました。安倍首相が安保法制のためにこれまでの憲法解釈を変えさせる目的で任命した内閣法制局長官ですから、本人としては期待された仕事をしただけなのかもしれません。この時点ですでに「法の番人」ではなく「内閣の番人」になっていましたが、参議院予算委員会の答弁でその本領を発揮していました。国会議員の質問が内閣に対する監督機能の表れであるとする憲法解釈を確認する小西議員の質問への答弁で、横畠内閣法制局長官は「声を荒げて発言するようなことまでとは考えていない」と小西議員を揶揄する答弁をしました。「声を荒げて」とまで言ったところでヤジで騒然となり、その後、小西議員らの抗議を受けて発言を撤回し謝罪しましたが、「私も安倍首相を擁護している官僚の一人です」とアピールしているようでした。

at 22:57, kameriki, 雑感

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