批判を聞かない安倍首相

 秋葉原駅前で行われた安倍首相の自民党総裁選最終日の演説で「批判だけしていても何も生み出すことはできない。」と言っていたようですが、安倍首相が立っていた街宣車のまわりには支持者の掲げた幟が映っていました。実はこの幟、安倍首相に批判的な人たちが街宣車に近づけないようにして、彼らの掲げたプラカードなどを隠す目的で動員された人たちのものだそうです。こうすれば、街宣車の首相を映したニュース映像に反安倍のプラカードが映らなくなります。TBSは裏に回って、反安倍派のプラカードもきちんと放送していましたが、安倍陣営としてはNHKの報道で映らなければそれで良いのでしょう。安倍首相の支持派だけではなく反対派も映すのが「中立的」な報道のように思いますが。

 幟でプラカードを隠すのは、マスコミ対策のためとは思いますが、街宣車の上の安倍首相が演説中にプラカードを見て、思わず「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と叫んでしまうのを防止するのも目的だったかもしれません。こうして、批判の声はなるべく聴かないようにしている安倍首相が再選されました。

at 07:54, kameriki, 雑感

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身体拘束の遠因

 外来で統合失調症の治療をしていた患者の自殺について、遺族が精神科開業医の責任を主張して損害賠償を請求した裁判で、一審は請求を棄却しましたが、二審の東京高裁は開業医の注意義務違反を認め約1250万円の支払いを命じたとのブログ記事を読みました。二審判決が出されたのは2017年9月28日で医師側は最高裁に控訴したとのことです。ブログ記事は二審判決について日本精神神経科診療所協会の声明文など、医療側からの懸念を伝えています。

 多くの自殺の背景にうつ病があると言われるように精神科医療で自殺念慮は珍しいことではありません。二審判決は自殺念慮のある患者に入院などの適切な自殺防止措置を取らなかったことを過失として認めたようですが、このような判決は精神科医療の現場を萎縮させるという懸念はよくわかります。入院させて24時間監視する、または自殺出来ないように身体拘束すれば、自殺は防げるとしてもそのような医療を患者やその家族は望んでいるでしょうか。裁判官は判決の影響を十分考慮して判断してほしく思います。

at 07:07, kameriki, 医学

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フィリピンに台風米国にハリケーン

 日本に来なかった台風22号は気にしていませんでしたが、フィリピンを直撃して多くの犠牲者を出したと報道されています。地震国が日本だけではないように、台風に襲われるのも日本だけではないという当たり前のことに気が付きました。

 米国では東海岸にハリケーンフローレンスが上陸し、死者が出ています。この夏の日本は酷暑に襲われましたが、酷暑は日本だけではありませんでした。異常気象は全世界的です。地球温暖化防止への取り組みは待ったなしです。ハリケーンに襲われて、トランプ大統領も温暖化の深刻さに思いをはせてくれれば良いのですが、「小学5、6年生並みの理解力」であれば、異常気象と温暖化防止を結びつけて理解することは無理かもしれません。

at 07:15, kameriki, 雑感

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静かな自民党総裁選

 日本記者クラブで自民党総裁選の討論会がありました。自民党党員でなければ、選挙に参加はできませんが、現状では自民党総裁が首相になるため、総裁選は事実上首相を選ぶ選挙です。自民党を支持していなくても安倍さんと石破さんのどちらがましか、どちらがより嫌かという興味はあります。安倍さんは国会議員票を固めましたから、当選はほぼ間違いない状況で、総裁選が盛り上がらずいつの間にか終わっていたというのが理想的なのでしょう。北海道の大震災があって災害対応が優先され、安倍さんの狙い通りに進んでいるように見えます。国会議員票で安倍さんが当選するとしても、地方議員や党員が石破さんを支持すれば、当選後の政権運営にも多少は影響するかもしれません。石破さんには頑張って総裁選を盛り上げてもらいたいものです。

at 06:59, kameriki, 雑感

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プーチン提案に乗るか乗らぬか

 ロシアのプーチン大統領がくせ球を投げてきました。両国間のすべての問題を棚上げにして年内に日露平和条約を結ぼうというのです。もちろん、領土問題を解決してから平和条約を結ぶという日本政府の立場と違うことは、プーチン大統領もよくわかっての提案でしょう。北方領土が歴史的に日本の固有の領土であっても、現状ロシアが実効支配しロシア国民が住んでいることに間違いありません。クリミア半島のことを考えれば、ロシアが交渉で見返りなしに北方領土を返すことは期待できません。日本が武力で取り返すということはあり得ませんので、このままの状態を続けるか、北方領土をあきらめてロシアと仲良くするかのどちらかしかないでしょう。日ソ共同宣言に従って、将来ロシアが歯舞、色丹は返す可能性がありますから、そうなれば現状よりは良いと考えることもできます。安全保障でロシアと仲良くすれば、尖閣諸島で中国をけん制することもできます。プーチン大統領の提案に乗るのもアリではないでしょうか。トランプ大統領の米国なら、日露平和条約の邪魔はしないでしょう。今がチャンスかもしれません。

 歴史的に北方領土をロシアに差し出した首相と評価される可能性もありますから、政治決断は容易ではないと思います。選挙では野党の攻撃材料となるでしょうから、安倍首相にそのような決断はできないでしょう。

at 06:36, kameriki, 雑感

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強風の恐怖

 北海道に最大震度7という巨大な地震が発生しました。被災された方にお見舞い申し上げます。報道も震災が中心になりましたが、関空をはじめとした関西の台風による高潮や強風の被害も復旧していません。震度7の厚真町では土砂崩れによって多くの犠牲者が出ました。耐震建築によって、震度7でも死なない家は作れるようになりましたが、建築物で土砂崩れに対抗することはできません。日本列島には多くの未知の活断層があり、地震は日本のどこでも起こり得ると考えるしかありませんので、土砂崩れに対抗するには山や崖の近くに家を建てないしかないでしょう。

 台風は地震と違って予知ができますが、分かっていても準備できるとは限りません。強風が予想されていて、強風によって瓦などがはがれることもあると分かっていても、事前にどうにかできるものではありません。はがれても瓦が飛ばないように屋根に掛けるネットがあるとラジオで言っていましたが、はしごをかけても登ることができない2階建ての家では事前に自分でネットをかけることもできません。強風に対して無力です。温暖化による気候変動で今後も台風の発生が増えることが予想され、耐震建築のような耐強風建築の基準が必要かもしれません。

at 07:18, kameriki, 雑感

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蠅たちの隠された生活

 大英自然史博物館のハエの研究者がハエの生態について紹介した本です。この本に紹介されているハエはハエ目で蚊やアブなども含まれています。本書を読んで驚くべきはハエ目の多様性です。本書はハエが何を食べているかによって、章に分けて記述されていますが、花の蜜を吸って受粉に協力している「受粉者たち」、朽ちた木や腐った生ごみなどを食べる「分解者たち」、植物の葉などを食べる「採食者たち」、キノコなどを食べる「菌食者たち」、生きた昆虫などを食べる「捕食者たち」、動物に寄生する「寄生者たち」、血を吸う「吸血者たち」、さらに「糞食者たち」と「死肉食者たち」が紹介されています。

 「吸血者たち」は蚊やアブなどで、血を吸うのは多くは雌だけですが、サシバエは雄も血を餌とするため吸血するそうです。「寄生者たち」はしばしば、宿主を食い尽くして殺してしまうためグロテスクに感じますが、蜂の巣穴に入り込んで寄生するツリアブは蛹が表面のとげで動くことができ、巣から出ることができるという驚くべき能力を示すそうです。ツリアブモドキ科には蜜を吸うための口吻が体長の8倍(体長1僂埜吻が最大8)に達するものもいるとのことです。朽ちた樹木を食べるパントフタルムス科には翅を広げると8.5僂砲眞する巨大なハエがいるそうです。アメリカミズアブのウジ(幼虫)は鶏の糞を食べて大きくなり、蛹になって鶏の餌になるそうです。アメリカミズアブの養殖は一大ビジネスとなっているとのことです。

 著者のようにハエが好きにはなれませんが、本書を読むとハエの生態に興味は湧いてきます。

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at 07:09, kameriki, 書籍紹介

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ブログ再開

 母の介護のため約2週間、拙ブログを休んでいましたが、昨日から再開しました。

 身体能力の衰えは否めませんが、デイサービスに通える程度まで回復しましたので、姉に介護を任せて家に戻ってきました。次は、10月に行く予定です。それまでの間、暫くおつきあいください。

at 07:16, kameriki, 介護

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都心集中の真実 東京23区町丁別人口から見える問題

 東京一極集中は改善されず、地方で人口減少が進む中、東京だけで今後も人口増加が予測されています。東京の中でも細かく見ていくと、23区と市部では状況が違いますし、23区内でも異なります。さらに、町丁まで細かく見て、性別や年齢、国籍まで分けて解析すると、東京都心と郊外の様子が見えてくるようです。

 本書には詳しい人口分布のデータから、都心部に独身女性が独身男性と同程度まで増加している姿と、郊外での人口減少と高齢化を示しています。著者は郊外に若い世代を取り戻す施策として、ニュータウン内に職場をつくり職住接近を図ることを提案しています。

 都心での人口増加は外国人の寄与も多いのですが、新宿区大久保の韓国人、江戸川区西葛西のインド人など特定地域に特定の外国人が多く住んでいるようです。これらは知っていましたが、池袋も外国人の居住割合が高い地域とは知りませんでした。

 都心の話は地方とは全く状況が異なっていますが、郊外のニュータウン(多摩地域)に関する分析や考察は東京以外でも参考になるかもしれません。

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at 07:19, kameriki, 書籍紹介

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介護休業

 介護に緊急事態はつきものです。

 要介護者の母が、腰痛でデイサービスに通えなくなり、暫く介護のために実家に行くことになりました。拙ブログは明日(8月30日)から暫くお休みします。

at 07:17, kameriki, 介護

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